箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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奥地林の開発には林道開発することの急務と作業の機械化に伴う車輔の進出は巾二メートル以下の牛、馬道も勢い三メートル以上の道が必要となり、これが開設の如何が今後の林業経営上のバロメーターともなっている。当町の開設状況を見るに前記の通りである。県行造林及び官行造林県行造林O特殊県行造林(公社造林)この県行造林は、上伊那郡下においては箕輪町が初めて実施している。昭和三十五年より十カ年の計画で施行され、毎年一O01二ヘクタールを長岡、南小河内、北小河内、松島の財産区有林一一一一一一一ヘクタールに植林が実施された。その実施状況を摘出して見ると次の通りである。特殊県行造林契約面積二三二・二三昭和三十五年度一M0・三九グタ四十年度一九・七グOグ四十四年度一四・八三グこの造林の初まった昭和三十五年頃は、緑化運動の盛に推進された頃であって、各市町村の要望には県は応じきれず、到底要望を満たすことができないので、各製紙会社に協力を求めて植林費用の拠出を願い、県は会社にかわって植林を実施したのが特殊県行造林で郡下においては当町のみではないかと思われる。四大沢県行造林と樽尾沢林道O


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