箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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耕地は各農家ともに数ケ所に分散され、また作物別集団化等の計画遂行と交換分合の必要に迫られているが果樹、桑等の永年性作物の作付や土壌環境、通作距離等の問題もあり、簡単に解決の域には達していない。農家戸数の変遷を見ると次のようである。中箕輪村、東箕輪村、箕輪村旧三ケ村のことごとくを網羅できないのが残念である。昭和二十五年度より四十五年度にいたる農林業センサスによる農家数、農業従事人口、経営耕地広狭別農家数、経営耕地面積などは次の如くである。農家戸数にあっては、専業農家の著しい減少で、昭和二十五年と四十五年と比較すると四十五年にあっては、約千二百町の農用地の大部分(八O%程度)は区画整理が実施されているが、一部中曾根、上古田、下古田、福与、一二日町の畑地と南小河内の水田がとり残されている状況(昭和三十六年二月〉であるが、中曾根、上古田は逐次計画から事業の実施へと進んでいる。福与、三日町〈上棚)の農道整備の必要を迫られているが、大体は整備されている。


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