箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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第4章農業用水第四章第一節農業用水水利の概要箕輪町の水田は、天竜川から揚水する地帯と、その支流から揚水する地帯、それに山沢の湧水を利用する地帯、および横井戸を利用する地帯とに大別される。先人はそれら揚水によって米作地帯を形成し、その中心となる所に多くの人が集まって村落をつくり、今日に至っている。天竜川及びその支流から揚水する施設ならびに横井戸の掘削による施設の主なるものは次の通りであり、先人の労苦によってつくられたそれらは、今日にいたる迄利用されている。特に天竜川では、数多くの頭首工により揚水していたが、昭和三十六年集中豪雨災害によって流失したため、統廃合によって、いくつかの施設が姿を消した。用水路開発の背景御布告用水ノ儀ハ片時モ不可欠侯処近来堰筋ニオイテ水下村々田方ハ勿論呑水ニ差支候ニモ無頼者自己ノ勝手ヲ以無願-一テ狼ミダリ-一畑田成或ハ田方-一切添切開等イタシ候村々有之哉相聞争論等ヲ醸成シ如何ノ事-ご候哉:::略:::猿一一回成相仕立候儀ハ堅ク難相成候条此旨相心得村中不洩様可申聞候明治六年六月十コ百筑摩県権令永山盛輝村々役人


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