箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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筑摩県の地租改正事業は明治八年十二月に完了し、下古田区有の地券受取簿によると、同年九月二十九日には土地所有者に地券状が渡されている。しかしその現物は見当らず、十年二月八日付で右上に「明治八年改正」と朱印を押したものが多い。木下小林平八氏ほか諸家の所有する地券でも、二月八日付のものが最も古いし枚数も多い。小林家所有の地券(二月八日付〉の一部による地価は、畑一反二畝二六歩地価四七円八銭Oグ九畝二四歩ググ二七円三銭グ二反二畝タグ六円六七銭グ二反ググ一五円O国一反四畝一O歩ググ六一円七銭O等さまざまである。前記算出法による一等畑の地価二円よりはるかに高いもののあるのは、どのような算定方O法によったのであろうか。次の表が明治八年現在の中箕輪村(九部落)と東箕輪村(一一一日町、福与を含む)の回、畑、宅地の地価と貢租の状況であって山林、原野は両村ともに地価は調査中であった。中箕輪村税地(明治八年)以上地価調査中O回反別二六六町九反四畝一一歩総計反別一二、四六二町八反二五歩O地価地価地価八三二町六畝六回、一一一八二円六六銭四三町二四歩一四、三二六四町五畝二歩一、五五一町六反五畝二三歩地価金一八二、七円六二銭八厘OO。国税地租雑税貢租金六、二九六円九八銭二厘八毛金五、四六二円一一銭八厘八毛金八三四円八六銭四厘O県税金六円二五銭OO総計金六、一ニ五七円二三銭二度八毛


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