箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


>> 405

施設(直診という〉を設置することにより、村民が自主的にこの費用を負担し、医療制度の矛盾を解決していこうと、直診の設置によって、国保運営合理化をはかる中から、何かを求めようと設置された。中箕輪村では、沢、上古田に、箕輪村では三日町、東箕輪村では南小河内にそれぞれ設置したものの、専任医師常駐確保が難航OOした。直診運営には地域住民の協力が特に必要であり、その意向を無視することはできなかった。設立当初の所長は沢は吉川劉先生、南小河内は平出先生で、上古田は福島市左エ門先生、三日町は鳥山袈裟治先生の依託経営であった。現在の直営診療所は次の通りである。(四十八年現在)北部診療所昭和二十三年四月現在直診北側建物で開設F昭和四十年十二月二十七日現在直診竣工工事費六、四八八、000円医師松尾忠義看護婦職員東部診療所昭和二十一年南小河内養蚕実行組合催青所に開設昭和二十九年現在直診竣工医師吉江俊夫看護婦一職員運転手。へき地診療所(通称は西部診療所〉昭和三十九年十二月三十一日竣工医師福島正雄(週二回出張診療)看護婦一(常駐)この診療施設は昭和三十八年三月厚生省に陳情の結果、山間へき地にして、町中心の医療機関より遠かく地の住民に対して、町が医療サービスをする目的で建設認可のあった診療所である。


<< | < | > | >>