箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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二十一軍人ノ送迎及戦病死軍人遺族ニ弔祭文又ハ弔慰金ヲ贈リ其ノ葬祭ニ参列スル事第七条役員ノ選任法及任期左ノ如シ一会長ハ高級古参者之レニ任ス但シ本人己ムヲ得サル故アリシ時総会ノ之ヲ認メタル場合ハ次級者トス第十六条左ノ一ニ該当シタル時ハ退会者ト定ム一破廉恥ノ刑罰ニ処セラレタルモノ二死亡シタルモノ平時でも戦時を予想した将来のために、此の在郷軍人会は軍隊の延長的性格が濃厚であり、町村における軍隊的な役目すら持つ程であった。「軍人勅諭ノ趣旨ヲ奉体シ、報効ノ誠ヲ致ス」目的から始まり、点呼の直接の執行者となり、徴収兵の事前教育をおこない、軍隊と常に連絡を密にし、軍人の身分に関係する等戦争に対する準備が着々と進められていた。また在郷軍人は奉公袋を全員が所持し、後には満期除隊者は勿論未入営の補充兵も所持し、収容品が明記されていた。第七節大正年代の状況大正三年七月第一次世界大戦がおこり、日英同盟による英国の参戦要求のもとに、この大戦によって中国からドイツを駆逐する好機として青島攻略をおこない、青島に上陸した。此の戦争により日本は山東省を支配する権軍隊手牒


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