箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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四年からは池田真治警部補であった。昭和二十四年十一月一一一日には、庁舎を中箕輪九六二四番地(木町〉に建設し、木下に駐在所、沢に北部派出所(管轄区域沢、大出、下古田、八乙女〉、上古田に西部派出所(管轄区域上古田、中原、富田)を置いて村内の治安に当った。村には村の所轄の公安委員会が設けられ、公安委員には、小林清人(委員長)、有賀頼三郎、千葉忠三が任命され、自治警察の廃止まで就任した。自治体警察は能率的にも経済的にも問題があり、殊に戦後頻発した事件に対し、警察の集団的行動の指揮連絡に適切を欠くことが多かった。そこで昭和二十六年六月には警察法が一部改正され、自治体警察は市町村民の住民投票により廃止できることになったが、中箕輪町警察署は、昭和二十九年六月の自治警制度廃止まで存続された。廃止後は伊那警察署の警部補派出所(所長一、巡査六、特務一)となり、昭和三十二年からは国道改修にともなって庁舎を現在地に移転し、昭和五十年現在仁科警部補外巡査六名が派出されている。


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