箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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イ特別職の報酬本部職員給料、物件費消防署、分署、分遣所費(一00WA負担〉運営費(職員給料、需用費ほか〉消防自動車など物品購入費〈地方債の償還を含む〉庁舎建設費(グ)ウ組合全域で使用する物品化学消防車などの購入費については、組織市町村が事前に打合せて負担額を決める。二財産の取扱いについてする組織市町村に帰属する。イ消防本部の物品及び組合全域で使用する物品等については、組織市町村の協議による。ウ伊那消防署に属する物品については、伊那市と南箕輪村との協議による。ω現に有する常備消防用機械器具については、当該組織市町村が組合に無償貸与する。以上申合せ事項について確認する。昭和四十八年四月十日ω消防庁舎の敷地伊那市長合へ無償貸与する。辰野町長ゆ財産権について箕輪町長消防署、分署、分遣所の所在する当該組織市町村が組高遠町長ア消防庁舎及び消防署、分署、分遣所に属する物口聞の南箕輪村長財産権については、当該消防署、分署、分遣所の所在長谷村長三沢北原樋口清水木ノ島市ノ羽正新重義三功己一孝一平博このようにして昭和四十八年四月一日から、伊那消防組合伊那消防署箕輪分署が設けられ、役場庁舎内で業務が開始されたが、翌四十九年五月二十七日に現在地(大字中箕輪字本城)に分署が新築されてここに移転し、協議書にあるように十六人の職員が業務に就いており、その内容は、分署長一、係長一、予防主任一、警防主任一、庶務一、署員一一、という組繊構成になっている。又箕輪町消防団の本部もここに置かれており、分署長は消防団の本部長を兼ね、係長は本部班長を兼ねている。なお、最近九年間の火災発生件数とその損害見積額について見ると次の表のようになっており、かつての明治三十一年の上棚大火災とか、大正五年の松島大火災というような大火はなく、それに発生件数も明治、大正、昭和の初期に比べて少なくなってきているのを見ると凡そ百年間の年月を経て地域の人々の火災を主とする防災について続けられてきた努力は着々とその実を挙げてきていると言えるであろう。宮31


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