箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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分市合併と分町編入中曾根の分市合併昭和二十八年十月、町村合併促進法が公布され、県下各市町村においては、それぞれ研究委員会が設置されて検討して、地域住民の福祉の増進を計り、規模の適正化を図る中で、地理的な関係、経済的な関係、交通、通信的の関係、宗教的の関係よりして、中箕輪町への依存度の高いことが、住民運動として分市合併に進展した。この分市において、最後まで問題となったのは、教育関係で、学童の就学問題で種々混乱をした。結果は、地域住民の団結と忍耐力、関係県議会議員による積極的なる県会対策、町理事者と町議会が一体となって、この問題に対処したことが、結局昭和二十九年十二月七日、両市町の賛成議決となり、昭和二十九年十二月三十一日には、伊那市より分市して、中箕輪町に合併となった。ニ軒屋の分町編入昭和三十一年二月十四日、両市町の議会で議決された、箕輪町大字福与二軒屋部落は、町の最南端で伊那市福島部落と入り組んでいて、日常生活は勿論のこと、すべてが切り離すことのできない関係があるため、地域住民の意志を尊重して分町編入を認め、昭和三十一年六月十五日から、伊那市に編入されたのでホ


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