箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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第一章第一節戸口の推移箕輪町の戸口(戸数と人口〉の動きを見ると次表のとおりである。この数字は現住人口によったものと、戸籍人口によったもの及び大正九年以降は国勢調査により、現住人口調査が行なわれ、その資料によったものである。なお箕輪町としての合併前(昭和三十年以前〉は旧中箕輪村、旧箕輪村、旧東箕輪村の三村を合計したものである。この図表でわかるように、箕輪町の戸数、人口ともに増加しているがその傾向を次のように見ることができる。戸数においては、明治期より漸増の一途をたどっているが、大正五年より九年にいたる間と、昭和十五年から二十三年にいたる聞に飛躍的な増加を示している。大正五年から九年にかけての増加は上伊那郡全体としても増加した頃であって、第一次大戦終了にともなう経済活動の活滋がその一因とも考えられる。また昭和十五年から二十三年にいたる著しい増加は、主として昭和二十年後と推定され、これは引揚げ、戦争による疎開紘一寸によるも


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