箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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箕輪町内で確認できた野鳥(昭和二十二年おいて記すこととする。農家にとって嫌われ者のスズメもよく調べると害鳥とのみ決められない。吾々の生活にとって大切な益鳥である。また近年特に数の減少した野鳥もある。町内の環境の変化にともなう結果だろうか、反対に近年箕輪町に姿を見せ始めたオナガのような野鳥もある。「チヨンノスメ」といい「ガッチ」という箕輪名の野鳥もあり「目白おし」の語源にもふれてみた。町では萱野高原の探鳥会(講師L星野和美)を毎年実施し、野鳥に親しんできた。それらも重要な参考資料となっている。日頃、スズメとカラス・ぐらいしか気がつかない生活が多いが、此のように多くの野鳥が町内に棲んでいることに今更のように驚く。今後ますます野鳥の保護につとめ、町内至るところに野鳥の遊ぶ自然を作ることは重要な


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