箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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Mである。拝殿の裏には三つに分れた幹囲四・五Mと他に四MMM中曽根の二<.ドヒガ「方がニ一一一日早目に咲くため白く感ずるのであって、この原因はJ二十五日頃で普通の彼岸桜より三日程おそく開花するο花色は白味が多く、花は吉野桜より大きく満開時の眺めは格別である。中曾根ではこれを「めおと桜」ともよんでいる。二本に分岐しているだけでなく一方の樹斡の花は赤く、他は白く咲くというのでこの名前がついているようであるが、花色の相違は、開花期のずれで、西の方に出た樹幹の日当り、風当り、樹幹内部の腐朽状態などの違いによるものと思われる。枝聞にはヤドリギ、ウメノキゴケなどの苔類が寄生しており樹勢の衰徴もうかがえる。昭和四二年長野県天然記念物に指定された。樹下の標示は次のとおりである。中曾根のエドヒガン昭和四十二年五月二十二日指定箕輪町大字中曾根二九三所在エドヒガγ(パラ科〉はアズマヒガンとも呼ぶ。これは東京付近に多く見うけられるので名づけられたものであるがこのほか本州、四国、九州の各山地にも自生が見られる。開花期が早く新葉が伸び出ないうちに咲くので姥ハウバ〉の歯がないのにもじり葉、が無いからウバヒユノ


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