箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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除草剤は過剰なホルモンを植物に与えて、異常発育をうながし、植物の生育のバランスをくずし、生育作用をできなくする即ち枯らせる型と、植物の組繊を破かいしてしまうホルモンの作用によらないものとに大別できる。前衰のホルモン、非ホルモンはそれを指す。非ホルモシの中にもまた分類がある。使用期間、使用回数、使用場所などである。第四節帰化植物もともとある固になかった植物が何らかの方法によって園内の交通機関等により、急速に或は徐々に圏内に広まり、在来の植物にまじり、或は駆ちくし、その地の環境に順応し、その地域で在来のように育った植物である。帰化植物といっても、日本に渡来した時が新しいものもあれば、遠い時代のものもある。したがってこの草が帰化植物かと、不思議に思うものさえある。その固に持ち込まれ、其の国の気候、土地が生物の生育に適しているために自然にはびこるようになったのが、帰化植物である。


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