箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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にあり、その上に厚さ約一五Mのム混り角磯町層が重なり最上部を波田ロLムの上部が風成で覆っている。したがって上古田部落の面は、波田ロLムの降っている頃にまだ醸層の堆積が盛んにおこなわれていて、喋層の堆積が終了して後、しばらく降り続いた火山灰が乾いた堆積面の上へ載った。春日町付近では、醸層の上へ第一軽石層から上のロ1ム層は、全部風成(風によって運ばれる)で載っているのではないか。これは第一軽石の降下する前にすでに喋層の堆積は終了してしまったと考えられるのである。こういう事実を図示すると左のようである。上古田J春日町L学校の平面を一連の大泉面と呼びその面が大泉喋層の堆積面と考えるならば右のような喋層の堆積の順序と時期のずれが下部(旧期〉上部(新期〉にわけ、一般的な傾向をみれば上部にあたるものは上古0ML田付近で厚さ二一一一OM、八乙女付近で一ぐらいで、中原の井戸の例では軽石層の下の粘土というのはOM大泉礁層の下部の頂上を代表するものと思われる。中原付近の予想された地下の地層を分類すると、地表付近のロLム層を含めて、大泉層全体の厚さは大体四五で、その下位に不透水層になる古期牒層、岩盤はおそらく一0MLOMOOMより深いことが推定されている。箕輪町上水道削井工事の報告より中工事概要着手竣工使用機械昭和三十七年十二月十八日昭和三十八年一月二十日削井機原動力クランク式(天秤型)衝通機電動二五馬力


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