箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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第二章地質第一節概況天竜をはさんで西は山麓の富田-上古田-下古田を結ぶ線及び東は南小河内-三日町を結ぶ線にわたって、天竜礁層がある、福与萱野高原-田無線-長岡新田-日向入-末広-花戸山に至る範囲に領家花闘岩層があり、南小河内-長岡-小式部城山にかけて、又日影入り-三つ峰-松尾峠にかけて、領家変成岩層(黒雲母粘板岩)がみられる。日影入南部に領家変成岩層(結品質石灰岩)が細く南北に一ノ沢川より高尾山の方向に層をなしている。また沢川を中心に石英劾岩が数ケ所に点在している。西は丸山(一、三七OM)岩王・縦の木山・桑沢川中流及び山麓にかけてほとんどが、領家変成岩(片状ホルンフエルス帯)である。桑沢川中流・帯無川上流には喋岩層が細く北東|南西に分布している。なお帯無川上流、岩王附近には古生層のチヤードが一部であるが分布している。花尚岩地帯が多くある竜東地域と、片状ホルシフエルス地帯を主とする竜西と比較すると、竜東の方が地質的には変化にとんでいる。以上は概略であるが、町内各地は次のことがある。第二節花崩岩地帯赤さベ文は赤しゃべ、赤しゃぼ、さベい、呼称は異るが皆同一の状態をさし、天竜川北島地籍、通称柿の木淵


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