セーフコミュニティ
セーフコミュニティについて
(1)セーフコミュニティとは?
「事故、自殺、犯罪によるけがなどは、偶然の結果ではなく、予防できる」という理念のもと、行政、警察、地域、家庭、学校などのすべての関係者が部門横断的に連携・協働して、安全・安心に暮らすことができるまちづくりを進める取り組みです。
今までは安心安全と言うと防犯や交通安全だけのイメージでしたが、自殺予防やケガ防止など安心安全を脅かす全ての事象について取り組みを行います。
(2)セーフコミュニティのはじまり
1970年代、スウェーデンで医療費削減のため、ケガをなくす取り組みとして始まりました。この取り組みに注目したWHOが一定の基準を満たした自治体等に対して「セーフコミュニティ」の認証を与えています。
2010年4月現在、世界で181の都市が認証を取得しています。
日本では京都府亀岡市が平成20年3月に初めて取得しました(世界で132番目)。平成21年8月には青森県十和田市(世界で159番目)も取得し、神奈川県厚木市が平成22年度の取得を目指して取り組んでいます。
箕輪町は日本で4番目の取得を目指します。
(3)セーフコミュニティの効果・メリット
町の安全向上、「信頼と絆」の強化、町のイメージアップなど。
(4)セーフコミュニティの認証基準
- 分野を越えた協働を推進する組織があること。
- すべての性別、年齢、環境をカバーする長期・継続的な予防活動をしていること。
- ハイリスクのグループや環境に焦点を当てた予防活動をしていること。
- 入手及び活用可能な根拠に基づいてプログラムを実施していること。
- 外傷の頻度と原因を継続的に記録する仕組みがあること。
- プログラム、プロセス、変化による影響をアセスメントするための評価指標がある。
- 国際・国内のセーフコミュニティネットワークへの継続。
(5)広報誌「みのわの実」へのリンク
(6)セーフコミュニティ活動状況
セーフコミュニティ活動状況はこちらをご覧ください。
(7)セーフコミュニティトラベリングセミナーを開催しました
町で平成24年11月30日、12月1日、セーフコミュニティ(SC)のトラベリングセミナーを開催しました。これは東京都豊島区と小諸市の共催で開催した第6回アジア地域SC会議の一環で、10ヶ国から約90人が来町し、平成24年5月に国際認証を受けた町の取り組みを学びました。
参加者は初日の歓迎会に続き、2日目は、消防団の活動や訓練の様子、またモデル地区の北小河内の取り組みを熱心に視察しました。視察後、参加者は古田人形芝居も鑑賞し日本の文化にも触れました。アジアでは2年に1度開かれ、国内では初めての開催となりました。