箕輪町安全安心の日の集い2018を開催しました
箕輪町セーフコミュニティ推進協議会は、平成26年3月「箕輪町安全安心の日」宣言を行ってから毎年「箕輪町安全安心の日の集い」を開催してセーフコミュニティ活動を推進していますが、再認証取得後の第4回目となる今年は、セーフコミュニティ取組みの先進自治体である京都府亀岡市SC担当者と、町民の関心事である地震対策について信州大学教育学部廣内教授を迎えて講演会を開催しました。
開催年月日
平成30年5月17日(木)午後6時から午後8時
開催場所
箕輪町文化センターホール
開催概要
①箕輪町セーフコミュニティ推進協議会会長(白鳥箕輪町長)あいさつ
・取組はプロセスが重要で、本日をひとつの区切りとし、新たなスタートとしたいが、今後より具体的な取組みのため、動きやすい組織体制と全町展開・各地区における活動が必要で、これらを整理してやっていきたい。具体的な取組みとしては、外灯増設、夜行反射タスキ着用推進のほか5年間の取組みを強めていきたい。
・豊島区の再認証式典では、コミュニティの再生が印象的でこの取組みが有益と感じた。
・本日の演題である地震対策は、セーフコミュニティの中でも位置づけが必要。
②亀岡市 松永恵理子氏講演
・亀岡市は、本年再々認証を目指しているが、これまて11年の歩みをみると、担当職員の異動や委員の変更などで取組みはアップダウンしてきた。
・現在の課題は委員、市民企業、行政の主体性が課題で、主体性を生み出すため「会議内容の工夫、連携、参加型の取組み」を行った結果「新たな課題の発見」「委員主体の活動増加」「斬新なアイディアと実現」がみられる。
③信州大学教育学部教授 廣内大助氏講演
・長野県は地震の発生確率が高く、驚くことに糸魚川静岡構造線断層帯地震で箕輪町は震度7から震度6弱の可能性がある。
・地震は「揺れ」と「ずれ」があり、地震対策として断層の上には建物を建てないことと、平素の措置として「壊れない家、備蓄、どうするか取り決め日頃の訓練」が大切。
・防災マップの内容は、危険マップ、資源マップ、行動マップが必要。
・発災時における行政の支援は困難なことから、住民自治組織の役割は大きく、地域に合った創意工夫の余地あり。
④日本セーフコミュニティ推進機構代表理事 白石陽子氏講評
・基盤がしっかりしていれば災害時の対応もできる。そのためには人のつながりや経験を活かす地域のつながりが大切であり、その基盤づくりをセーフコミュニティ活動で。