松島王墓を考える

松島王墓を考える - 箕輪町図書館蔵書のデジタルアーカイブ


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はじめに箕輪町松島にある松島王墓古墳は、古代蕗原郷や箕輪遺跡と共に、町歌「箕輪町の歌」に歌われている、箕輪町を代表する史跡の一つです。小学校や保育園などの遠足の目的地になることも多く、比較的多くの方に知られている、馴染みのある古墳です。この古墳は、古墳時代後期の前方後円墳で、町内では最大の古墳であるだけでなく、上伊那地方では唯一の前方後円墳であることなどから、長野県の史跡に指定されています。松島王墓古墳は、その知名度の割には、内容については詳しいことがほとんど分かっていない、謎の多い古墳です。しかしながら、箕輪町の歴史を考える上では、必ず考えなければならない史跡の一つでもあります。今回の特別展では、松島王墓古墳について、どういった方法で考えれば、より深く知ることができるのかをテーマとして、謎の多い松島王墓古墳の実態に少しでも近づくことを目的としています。目次Ⅰ古墳のかたちから考えるⅡ伝承から考えるⅢ埴輪から考えるⅣ周辺の古墳・遺跡から考える松島王墓古墳がこの地に築かれた理由を考える東海大学文学部主任教授北條芳隆引用・参考文献/おわりに/資料提供者・協力者一覧15101417凡例1この図録は、箕輪町郷土博物館が平成25年10月19日から11月17日まで開催する箕輪町郷土博物館開館40周年記念特別展「松島王墓を考える」の展示図録です。図録の執筆及び編集は箕輪町郷土博物館が行いました。中で示した見解は、現在確認できる資料をもとにして、現段階での考えをまとめたものです。真で掲載した資料は展示資料の一部であり、全てを掲載したわけではありません。2夲3文4写5本書のまとめとして、北條芳隆先生より玉稿をいただきました。6今回の特別展の開催にあたりましては、多くの皆様より、多大なる協力を賜りました。巻末に記しまして、深く感謝申し上げます。


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