KYTとは?=危険予知トレーニング
箕輪町の2010年の保育園及び小学校管理下におけるケガの発生率は、図表1のとおり全国平均を上回る割合でした。さらには、図表2のとおり、一般負傷による救急搬送件数の割合は、0~6歳時に特に多い状況であり、5割以上が転倒・転落によるものでした。
0~6歳児のケガ予防対策を模索していたところ、2015年に厚木市の取組みに出会いました。
図表3は、外傷発生時に保護者等による監視、つまり「見守る目」があったかどうかについて調査した結果、7割以上に「見守る目」が存在していたにも関わらずケガが発生していることが分かりました。どうして? 図表4を見ると明らかですが、多くの転倒は発生から0.5秒前後で起こっていました。従って保護者等が気付く時には、既に転倒し終わっていました。 以上のことから、日常の生活や活動をする際にどのような危険が潜んでいるかを事前に予知することで、「子どもたちの危険予知能力を高め、危険を回避する能力を養う」=「KYT」の必要性に気付き、当町でも保育園児を対象として実施することになりました。 町オリジナルのイラストとコメントのデータをアップしますので、各ご家庭でも活用ください。 ・危険予知前 (976kbyte) ・危険予知後 (1,236kbyte) ・危険予知コメント (156kbyte)