箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


>> 998

三、現在の社会情勢を正しく把握し、生活と権利を守る活動を強めよう。四、地域社会発展に寄与するために、諸国体との提携を深めよう。五、箕輪町連合青年会を強化発展させよう。これらの五項目に若い青年の、社会情勢に対応して、エネルギーを燃焼していこうとする意気ごみが感じられる。特に交通機関の発達にともなって広く長野県というような他地域の青年との交流の活滋化が上げられよう。その一つは長野県青年研究集会への参加であり、また体育的行事としての県青年祭などである。女子部では県母親大会からさらには全国母親大会への参加といった行動範囲の広さがある。もちろん、郡内の交流は、郡青年研究集会、郡文化祭参加、郡青年祭、郡女子研究会等々があげられる。一方では地道な活動としての研修会(新入会員対象)や講習会(料理、お茶、編物)あるいは祭典演芸、町スポーツ祭なども行われた。青年達の殆どが会社や工場などにつとめ、職場内での組織の中に活動するということから、兎角青年会に入会者の少ない現状で各部落の支会(沢、大出、八乙女、下古田、上古田、松島、福与、三日町、長岡、南小河内、北小河内)が、若い力をよせ合って活動している。連主同規約第二草第二条に本会の目的をかかげている。第二条、本会は各区青年の連絡協調を図り、その助長発展につとめるとともに、その成果を結集して、郷土の民主的発展に寄与するをもって目的とする。以下三十条まで細かにあげて会の運営をはかつている。この会期のできたのが昭和三十四年二月であり、そのあと、七回にわたって修正施行している。また昭和五十年度予算は四七六、000円余で内容は事務局費八七、00円余情宜部費一五、0000円余、社会部費九七、000円、文化部費五一、000円、体育部費五五、000円余、女子部費三五、000円となっている。


<< | < | > | >>