箕輪町誌(自然現代編)

箕輪町誌のデジタルブック 自然現代編


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箕輪町は長野県のほぼ中央の塩尻市より約二十キロ南、上伊那のほぼ中央の美審(伊那市)より約十キロ北、にあり、諏訪市、高遠町、伊那市、南箕輪村、辰野町と境を接している。これらの境は相連なる山嶺や河川を拠りどころとしている。箕輪町は東の境界(松尾峠〉東経一一一一八・O六)西は黒沢山(東経一三七・五四)東西約一八・五キロ、北は漆戸部落(北緯三五度五六分〉南は木下部落(北緯三五度五二分〉南北約九・六キロの聞の八五・六七平方キロメートルにわたる地域で、あたかも鳥が羽根を広げて上空に飛び立った形に似ている。東の三つ峠は標高一一一一九一メートル、西の黒沢山は一一一一一六・八メートルで、南の木下部落は標高七00メートル、北の漆戸部落は標高七二0メートル、中央を天竜川が北から南に流れ、天竜川にそって西に沢、松島、木下部落が聞け、沖積層をへだてて東山麓に北小河内、南小河内、三日町の各部落と、段丘上に長岡、福与部落があり、現河床から七メートル一五メートルの高さに卯の木段丘がある、西は扇状地に八乙女、大出、中原、中


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